研究課題/領域番号 |
16K10487
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 埼玉県立がんセンター(臨床腫瘍研究所) |
研究代表者 |
永井 成勲 埼玉県立がんセンター(臨床腫瘍研究所), 病院 乳腺腫瘍内科, 副部長 (20458277)
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連携研究者 |
戸塚 勝理
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研究協力者 |
菅沼 雅美
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 末梢血循環腫瘍細胞 / 上皮・間葉転換 / 乳がん / がん転移 / サイズ分画法 / 乳癌 / 上皮間葉転換 / Liquid biopsy / 抗がん剤 / 治療効果 |
研究成果の概要 |
乳がん患者の末梢血循環腫瘍細胞(CTCs)をサイズ分画法で分画することにより、上皮性CTC以外の間葉系CTC及び、SET陽性CTCの検出法を確立した。このサイズ分画法は、CellSearchシステムより高い感度であり、Stage II-IIIの乳がん患者においてもCTCが検出された。更に、微量なCTC分画のmRNA発現解析法を確立し、CTC数とmRNA発現量の併用によって特異性を高めることが可能となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本手法の開発によって、上皮性CTCだけでなく、間葉系CTC及び、SET陽性CTCなど多様なCTC亜集団を高い感度と特異性で検出できること可能となった。SET陽性CTCの検出は、SET阻害剤を用いた新しい乳がん治療の可能性も示唆している。本研究成果により、乳がん患者の予後予測だけでなく、がん治療の効果予測、さらには、がん転移の機構解明に役立つと期待される。
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