研究課題
基盤研究(C)
進行胃癌の組織標本を用いて、胃がんを4つのタイプに分類した。Epstein-Barr陽性胃癌は、全体の8.7%、マイクロサテライト不安定性胃癌は、10.7%、ゲノム安定性胃癌は、17.5%、染色体不安定性胃癌は63.1%であった。染色体不安定性胃癌は癌抑制遺伝子p53の変異を高頻度に認めた。さらに、各タイプの予後は、Epstein-Barr陽性胃癌>マイクロサテライト不安定性胃癌>染色体不安定性胃癌>ゲノム安定性胃癌の順であり、発癌の原因が予後に大きく関与していた。一方、腹膜播種の早期診断がNBIを用いることで診断率は向上し、ケモカインレセプターが腹膜転移のメカニズムの一つと考えられた。
胃がんの発がんからみたタイプを4つにわけ、その特徴を調べた結果、タイプ別発がんの原因が、その予後を大きく左右していた。このことは、近い将来に胃がん治療がタイプ別治療への展開の可能性が示唆された。また、腹膜転移は現在の画像診断では、早期に発見することは難しいため、早期発見する手段の構築と腹膜転移機序の一部を解明できたことは今後の胃がん研究および胃がんの患者さんに役立つ可能性が考えられた。
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