研究課題/領域番号 |
16K10538
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
肥田 侯矢 京都大学, 医学研究科, 助教 (40447983)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 直腸癌 / 腹腔鏡下手術 / 大腸癌 / .直腸癌 / 機能評価 / データベース / 外科学 |
研究成果の概要 |
これまで短期間の成績しか報告されていなかった直腸癌術後の排尿機能、性機能、排便機能に関して、多施設共同研究を実施し、100例を超えるアンケート調査の結果を集計し2年間のデータを解析、報告した。直腸癌の予後に関しては、局所再発の因子に関して解析を行い、2017年に韓国との国際共同研究結果を報告した。骨盤MRIに関してはその診断能に関して、感度と特異度の関係について検討を行った。骨盤解剖については3D構築による可視化を行い、現在論文投稿を行っている。また、大腸癌化学療法の副作用軽減について牛車腎気丸の有用性についてレビューを報告し、大腸癌ステージ別のサーベイランスの有用性に関しても報告を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
直腸癌術後の機能に関しては、QOLの低下が、癌の根治とどこまで両立するかが永遠の課題でありその具体的な経過を報告したことは患者本人の治療方針決定に大きなサポートなると考えられる。また、直腸癌の術後再発の可能性が高くなる因子を抽出することで、個別化された術後の経過観察の重要性を認識することが可能となる。術前MRIの診断能に関しては術前評価の可能性を認識し、骨盤筋肉の3D再構築により手術のナビゲーションが可能となってくる。術後のサーベイランスに関しては、論文が大腸癌治療ガイドラインにも引用され、大腸癌治療に大きな一石を投じることとなった。
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