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肝転移抑制を目指した癌細胞接着・浸潤メカニズムの解明と予防法の開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K10562
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 消化器外科学
研究機関筑波大学

研究代表者

近藤 匡  筑波大学, 医学医療系, 教授 (00375495)

研究分担者 田村 孝史  筑波大学, 医学医療系, 研究員 (20633192)
小川 光一  筑波大学, 医学医療系, 講師 (20733637)
研究協力者 松村 英樹  
高橋 一広  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード肝転移 / 血小板 / 癌細胞 / 膠着 / 炎症性サイトカイン / クッパー細胞 / 肝微小循環 / 大腸癌 / 微小循環 / 蛍光顕微鏡 / 肝類洞 / 肝臓外科学 / 生体蛍光顕微鏡 / 生体顕微鏡
研究成果の概要

類洞内で癌細胞と血小板が同部位に膠着していることを確認した。しかし、類洞環境変化が血小板の類洞膠着によるものか、生体顕微鏡の熱によるものかの検証は困難と判断された。血小板の類洞内環境に対する影響を詳細に解明するため、大量肝切除モデルで類洞内血小板が肝細胞と非実質細胞に与える影響を分子生物学的に評価した。トロンボポエチンにより血小板が増加すると、類洞内皮細胞やクッパ―細胞から分泌されるTNF-aとIL-6の発現が増加し、下流シグナルが活性化した。また、HGF発現量も増加し、坑アポトーシス効果が働くことも明らかとなった。本結果をコントロールとして、肝転移モデルを確立後に、比較検討を行う予定である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の目的は、癌転移の起こるメカニズムを癌細胞と肝に存在する肝細胞や非実質細胞との接着や浸潤の観点から解明することである。肝血管内で癌細胞が血小板に膠着していることを確認したが、癌転移モデルの確立が難しく、その理由を明らかにできなかった。そこで、血小板の血管内の環境に対する影響を解明する必要があると考え、よく使用される大量肝切除モデルで検討した。トロンボポエチンにより血小板が増加すると、肝非実質から分泌される炎症性サイトカインの発現が増加し、下流シグナルも活性化した。また、坑アポトーシス効果を示すHGFの発現も増加した。肝転移モデルを確立後に、本結果と比較検討を行う予定である。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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