研究課題/領域番号 |
16K10571
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
井口 公太 京都大学, 医学研究科, その他 (40771118)
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研究分担者 |
池川 雅哉 同志社大学, 生命医科学部, 教授 (60381943)
波多野 悦朗 京都大学, 医学研究科, 客員研究員 (80359801)
上本 伸二 京都大学, 医学研究科, 教授 (40252449)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | メタボロミクス / Heat stabilizor / 癌と代謝 / 肝再生と代謝 / 代謝物フラックス解析 / 肝再生 / 肝不全 / 転移性肝癌モデル / グルコース代謝 / Heat stabilizer / 臓器前処理 / 代謝物一斉定量 / 肝臓外科 / 分析化学 / メタボローム / プロテオーム |
研究成果の概要 |
生体内の代謝物情報をそのまま生体外に取り出すことは、物質の不安定性のために困難である。今回、Heat stabilizorを利用し、臓器に熱処理を加えることにより、物質を安定化させ、肝臓内の代謝物の定量・可視化を行った。まずHS処理を行う臓器の至適条件を明らかとした。次に本実験ストラテジーの妥当性を検証するため、ラット転移性肝癌モデルを利用して、グルコース安定同位体を利用した癌部と非癌部の代謝物情報の定量比較、さらにイメージング質量分析による腫瘍内不均一性につき明らかとした。本手法を利用し、ラット肝切除モデルにおける肝再生時のエネルギー代謝に着目し、現在進行形にて実験を継続している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回Heat stabilizorを利用した肝臓内代謝物の研究基盤を作成した。ATPを含めた不安定な代謝物情報を、定量質量分析やイメージング質量分析によって定量化、空間把握し、安定同位体を使用して、代謝過程を認識することが可能となった。例えば肝癌増大や肝切除後肝再生時に必要なエネルギーはどのように得ているのかを部位特異的に理解可能となることによって、癌や肝不全に対する治療戦略の導出に寄与すると考える。
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