研究課題/領域番号 |
16K10590
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
山田 豪 名古屋大学, 医学系研究科, 病院講師 (30467287)
|
研究分担者 |
高見 秀樹 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (40723028)
末永 雅也 独立行政法人国立病院機構(名古屋医療センター臨床研究センター), その他部局等, 外科医師 (50801627)
藤井 努 富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 教授 (60566967)
小寺 泰弘 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (10345879)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 膵癌 / EMT / 術前診断 / miRNA / 膵臓 |
研究成果の概要 |
膵癌細胞株の培養上清から超遠心法によりエクソソームを抽出し、電子顕微鏡およびnano tracking analysis (NTA)で確認した。また、網羅的解析により膵癌を「局所進展タイプ」と「遠隔転移タイプ」に分類可能なmiRNAのリストアップを行い、パブリックデータベース及び膵癌切除検体のRNAにより発現解析を行い、有力なmiRNAを候補としてピックアップした。最後に、膵腫瘍切除患者の血液検体からエクソソームを抽出し、アフィニティー法を用いmiRNAの解析を行い、ピックアップしたmiRNAの発現解析、臨床病理学的因子・予後との解析を行なった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの膵癌をめぐる基礎研究では、本研究の最大の特色である「血中癌細胞由来エクソソーム」をターゲットとした研究は皆無であり、その観点からは独創的である。また、消化器癌の中でも浸潤・転移能の極めて高い膵癌においては、「血中癌細胞由来エクソソーム」から術前診断法の確立をめざす本研究は極めて価値が高い。術前血液サンプルから難治性膵癌のタイプ別分類法が可能となれば、膵癌に対する至適集学的治療法を選択し、テーラーメード治療を確立できるため、治療成績の飛躍的な向上に寄与するものと考えている。
|