研究課題/領域番号 |
16K10607
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
赤堀 宇広 奈良県立医科大学, 医学部, 学内講師 (10423922)
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研究分担者 |
庄 雅之 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (50364063)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 膵癌 / 異所性脂肪化 / 術前治療 / 異所性脂肪 / 外分泌機能 / 膵外分泌機能 |
研究成果の概要 |
膵癌患者が有する代謝・栄養状態が治療経過および予後に与える影響を骨格筋に生じる異所性脂肪化を介して,包括的に解明する事を試みた.膵癌治療中の患者様の検体,および作成した実験モデルにおいて,異所性脂肪化の治療中における成因,および治療介入の可能性の検討を進めている状況である.また,現在膵癌術前治療患者における術前治療中のリハビリテーション介入の臨床試験を策定したところであり,リクルートを考慮中である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
集学的治療が必要とされるようになった近年の癌治療に当たっては,患者側への高度な侵襲を無視することができず,さまざまな支持療法が検討されてきたが,十分な臨床効果を認めた試験は存在していない.今回の担癌患者における骨格筋異所性脂肪化の機序を含めた詳細な検討により,現存の集学的治療をより多くの患者で安全かつ確実に完遂することが可能となり,膵癌患者全体の予後向上につながるものと考えられる.また,膵癌患者に限らず,他癌腫においても同様の脆弱性を持つ症例の存在が予想され,その点からも本研究の意義は計り知れない.
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