研究課題/領域番号 |
16K10611
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
永川 裕一 東京医科大学, 医学部, 准教授 (20349484)
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研究分担者 |
杉本 勝俊 東京医科大学, 医学部, 准教授 (20385032)
山口 浩 東京医科大学, 医学部, 准教授 (20510697)
土田 明彦 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (50207396)
瀧下 智恵 東京医科大学, 医学部, 助教 (60774544)
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研究協力者 |
糸井 隆夫
芳賀 早苗
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 膵癌 / 不可逆電気穿孔法 / IRE / 集学的治療 / 膵切除 / ハイブリッド手術 / 切除不能膵癌 / Borderline resectable膵癌 |
研究成果の概要 |
IREの最適な治療条件を探るためブタを用いた基礎的研究を行い,そのデータのもと主要局所進行切除不能膵癌症例に対しIRE治療のPilot-studyを行った.IRE後のいずれの症例も腫瘍は縮小したが全例に癌の進行をみとめた.しかし遠隔転移のない症例での局所進行はまでの中央値は12.0(8.5-15.3)カ月であった.化学療法にて遠隔転移が制御できる症例においてはIRE治療の効果が期待できる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では基礎的研究において膵癌治療におけるIREの最適な治療条件を同定することができた.また臨床研究の結果から局所進行切除不能膵癌においてIRE治療による局所コントロールは良好であり,化学療法にて遠隔転移が制御できる症例においてはIRE後に切除を行うことで更なる治療成績向上に繋がる可能性が示唆された.本研究結果はIREと切除のハイブリッド手術が将来的に有用となる可能性を示したと思われる.
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