研究課題/領域番号 |
16K10615
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
|
研究機関 | 大阪医科大学 |
研究代表者 |
朝隈 光弘 大阪医科大学, 医学部, 講師 (40559390)
|
研究分担者 |
赤尾 幸博 岐阜大学, 大学院連合創薬医療情報研究科, 特任教授 (00222505)
廣川 文鋭 大阪医科大学, 医学部, 准教授 (20322373)
内山 和久 大阪医科大学, 医学部, 教授 (80232867)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 膵癌 / PTBP1 / ワールブルク効果 / スプライサー / ワールブルグ効果 / microRNA / ワーバーグ効果 / Warburg効果 / PTBP1遺伝子 |
研究成果の概要 |
先行研究で大腸腫瘍や胃癌で発現上昇を同定していたPTBP1が膵癌でも高発現していることが明らかとなり、PTBP1が普遍性がん遺伝子であることの一端を見出した。膵癌細胞株に対し、PTBP1のノックダウンを行うことにより細胞増殖抑制効果が認められPTBP1が癌促進的に機能していることが示唆された。PTBP1をノックダウンした際のmRNAシーケンス解析を行い、PTBP1遺伝子と関連性の高い遺伝子群を同定した。更に、バイオインフォマティクス解析を行い、正常組織におけるPTBP1及び標的遺伝子の発現プロファイルや、PBP1ノックアウトによる致死的作用などが明らかになった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
PTBP1は普遍的がん遺伝子の可能性が示唆され、様々ながん種における病態解析や新規治療標的、バイオマーカーとして新規標的遺伝子となりうることが明らかとなった。また、PTBP1はがんエネルギー代謝に深く関連する遺伝子であり、PTBP1の機能解析を通じて、膵癌の病態が新たな観点か明らかになったと考えられる。
|