研究課題/領域番号 |
16K10634
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
心臓血管外科学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
本田 賢太朗 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (60508018)
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研究分担者 |
田中 篤 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (50458072)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 冠動脈疾患 / 冠動脈バイパス術 / OCT / 至適吻合部位 / 血管評価 / 吻合部評価 / 冠度脈バイパス術 / 吻合部位選択 / OCTデバイス |
研究成果の概要 |
心疾患は日本人の死亡原因の約1/3を占めており、中でも死亡率が高い冠動脈疾患患者数 は、高齢化社会、糖尿病罹患率の上昇に伴い増加している。その治療方法のひとつである冠動脈バイパス術も増加しているが、病変の複雑化に伴い適切な吻合部の選択が困難な症例も見受けられる。本研究はそのような症例において、外科医の経験による判断だけでなく、OCTを用いて客観的に冠動脈の性状を評価し適切な吻合部位を選択するという研究であった。 研究開始から既存の血管内診断用カテーテルを用いて、実際の手術において冠動脈の性状が評価可能かを検討した。この点に関しては論文報告を行い国際学会でもその有用性について発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、近年複雑化しつつある冠動脈病変において、より性状のよい吻合部位を選択することが可能となった。実臨床においてOCTを用いた血管評価が全例で必要であるわけではない。しかし数は少なくとも、OCTでの評価を必要とするような、非常に血管性状の悪い症例においてOCTを用いた評価を行い、至適吻合部位を決定できることはそのような症例の再入院・再治療といった予後を改善する可能性がある。また一度の手術で最適な治療ができることは医療費の削減にもつながると思われる。
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