研究課題/領域番号 |
16K10640
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
心臓血管外科学
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
川島 友和 東邦大学, 医学部, 准教授 (00328402)
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研究分担者 |
妹尾 淳史 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 教授 (00299992)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 臨床解剖学 / 心臓 / 刺激伝導系 / 不整脈 / 画像解析 / 臨床解剖 / 房室結節動脈 / 画像解剖学 / 外科解剖学 / 比較解剖学 / CT画像解析 / 3Dスキャナー / 弁膜疾患外科学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、心臓血管外科におけるさらなる患者QOL向上の一助として、われわれ独自の特殊解剖技術とその画像可視化の技術を応用し、術後の伝導障害回避のための臨床解剖学的基盤構築を行うことであった。その結果、複雑かつ微細な人体刺激伝導系のマクロ形態の可視化に成功した。さらには、様々な医療用・産業用画像解析機器を利用して、人体刺激伝導系の形態を任意の視野より観察可能な3次元シミュレーションモデルを作製した。その3次元モデルの成果発表について、現在準備中である。また、一部のデータや成果を学術雑誌において積極的に公表を行った。研究目的は達成されたといえる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた成果は、今後のさらなる術後新規伝導障害回避のための解剖学的基盤データとして活用されることが期待される。また、本研究の関連解析中で得られ、公表された房室結節への栄養動脈の多様性に関する知見も、損傷によって伝導障害を惹起していた1つの重要因子であったことが考えられた。三尖弁弁輪周囲や冠状静脈洞口周囲を走行する解剖学的特徴に基づき、その動脈温存に向けた今後のさらなる術式検討に活用できるであろう。心臓血管外科のみならず、循環器内科のためにも貢献可能なさらなる患者QOL向上のための解剖学的基盤を作成することができ、本結果が将来の社会や国民へ還元されることが期待される。
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