研究課題/領域番号 |
16K10643
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
心臓血管外科学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
井村 肇 日本医科大学, 医学部, 准教授 (40281422)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 心房細動 / 開心術 / 電気生理学検査 / 術後合併症 / ペーシング / 電気生理学 / マグネシウム / 心筋保護 / 心房電位 / 再灌流障害 |
研究成果の概要 |
心臓手術後心房細動(POAF: post-operative atrial fibrillation ) に対して、電気生理学検査を中心にアプローチした。弁膜症手術患者41人を対象とし、上・下位右房、左・右側左房、心房中隔上Bachmann束の5か所に電極を置いて術後心房電位を連続モニターした。POAFは16例(39%)に発生し、12例で記録 (術後平均3.5日)、左側左房からの発生が6例で最も多かった。Bachmann束100/分pacing下で他4電極の心房波は、POAF群で術後有意に伝導時間が低下した。本研究においてPOAF発生の素因が電気生理学的に存在することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心臓手術後心房細動ではこれまで複数の素因(年齢や肥満、CT所見など)が報告されているが特異性に問題があった。我々の行った電気生理学検査によるアプローチは感度と特異性に優れる可能性があり、より有効にPOAF発生を予測する可能性がある。的確なPOAF発生の予想は、その予防に貢献し、医療費の軽減に寄与することが期待される。
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