研究課題/領域番号 |
16K10671
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器外科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
佐藤 幸夫 筑波大学, 医学医療系, 教授 (10312844)
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研究分担者 |
市村 秀夫 筑波大学, 医学医療系, 教授 (90751131)
後藤 行延 筑波大学, 医学医療系, 講師 (20451700)
田口 哲志 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 機能性材料研究拠点, グループリーダー (70354264)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 外科用接着剤 / 肺瘻 / 非血液製剤 / 高接着力 / 高追従性 / ゼラチン / 耐圧強度 / 手術用接着剤 / 高強度 |
研究成果の概要 |
豚摘出肺にて胸膜欠損部の耐圧強度を測定し、現在臨床にて用いられているフィフリン系接着剤と比較した。開発品は高い接着強度に加え膨張する肺表面への追従性が高い事を示した。ゼラチンとポリエチレングリコールの2剤を術野にて均一に噴霧するデバイスを改良し、目標であった40cmH2Oを遥かに超える70cmH2Oの高い耐圧強度を達成した。これらの結果をAnnals of Thoracic Surgeryに投稿しAcceptされた(in press)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肺瘻は呼吸器外科手術後の合併症として頻度の高いものであり、入院期間の延長、膿胸の原因となり、再手術を要する事もある。本開発品は高い接着強度と追従性を有するので、肺瘻の頻度および期間を減らす事が期待され、患者の早期回復、入院期間の短縮に繋がると期待される。また、現在臨床にて頻用されているフィブリン製剤は血液製剤であるため、感染のリスクがあるが、本開発品は非血液製剤であるため、感染の心配がない。将来的には呼吸器外科手術のみならず、他の領域の手術でも利用可能と考えれる。
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