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酸化ストレスマーカーはドナー肺常温生体外還流中の肺機能評価マーカーとなり得るか

研究課題

研究課題/領域番号 16K10673
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 呼吸器外科学
研究機関新潟大学

研究代表者

小池 輝元  新潟大学, 医歯学系, 講師 (90635723)

研究分担者 土田 正則  新潟大学, 医歯学系, 教授 (60293221)
佐藤 征二郎  新潟大学, 医歯学系, 助教 (40646931)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
キーワード生体外肺還流 / 肺移植 / 酸化ストレス / 呼吸器外科
研究成果の概要

ミニブタの心肺ブロックを摘出,直後の肺をコントロール,4℃で18時間保存した肺を障害肺とし,安定維持還流条件でそれぞれ4時間生体外肺還流を行った.いずれの肺も還流液中の酸素分圧は高値を維持し,障害肺の肺機能低下は酸素化能低下としては検出されなかった.
続いて,コントロール肺,障害肺,それぞれ還流中各時間の還流液サンプル中のd-ROM値をフリーラジカル測定装置を用いて測定した.いずれの肺でもd-ROM値はこれまでの報告による生体内の値と比較し著名に低値で,経時的な変化や,肺の間での比較は困難であった.生体外肺還流における酸化ストレスマーカーによる肺障害,肺機能評価は困難であると考えられた.

研究成果の学術的意義や社会的意義

移植ドナー肺の生体外肺還流中の,フリーラジカル測定装置を用いた還流液中の酸化ストレスマーカー測定は簡便で,短時間で行える方法ではあるが,現行の条件下ではこれまでの報告のおける生体内の濃度と比較し著名に低値であり,還流中のドナー肺の肺障害や肺機能低下を評価するのは困難と考えられた.今後は,還流条件や還流液の量を変更することにより,同測定法による生体外肺還流中の肺機能や肺障害評価の可能性は残されていると考える.

報告書

(5件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2021-02-19  

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