研究課題/領域番号 |
16K10702
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器外科学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
田村 昌也 金沢大学, 附属病院, 講師 (10397185)
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研究分担者 |
竹村 博文 金沢大学, 医学系, 教授 (20242521)
高田 宗尚 金沢大学, 医学系, 協力研究員 (20459514)
矢野 聖二 金沢大学, がん進展制御研究所, 教授 (30294672)
喜多 英治 茨城工業高等専門学校, その他部局等, 校長 (80134203)
松本 勲 金沢大学, 医学系, 准教授 (80361989)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 悪性胸膜中皮腫 / 温熱療法 / 化学療法 / 呼吸器外科学 |
研究成果の概要 |
共同研究施設より貸与をうけた磁性流体を用い、細胞への磁性流体への取り込みを確認する実験を追加して行った。細胞株211Hに磁性流体を添付した溶液を遠心分離し、その上清、細胞の各々のFe含有量をICP-MS法にて測定した。細胞成分にFeの取り込みが確認できた。小型動物を加温する加温器を本学工学部と作成し、小型動物(ヌードマウス:250g)の加温実験を行った。腹部皮下に1mlの磁性流体を注入し、加温を行った。2~5分で42-42℃の温度上昇を得た。5匹に実験を施行し、全例加温後も生存を確認した。明らかな有害事象はなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
難治性悪性腫瘍の一つである悪性胸膜中皮腫に対しての新たな治療法の開発が急務である。本腫瘍に対して、mTORを標的とした治療は、わずかな報告が認められるのみであり、磁性流体を用いた温熱療法についての研究はない。本研究は従来の磁性流体の弱点を改善した新規強磁性ナノ粒子を用いた温熱療法とmTOR阻害剤を併用した治療法を開発するという点に学術的な特色と独創性があり、難治性腫瘍である悪性胸膜中皮腫の治療に大きなブレイクスルーとなりことが予想される。
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