研究課題/領域番号 |
16K10718
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
梅村 和夫 浜松医科大学, 医学部, 教授 (40232912)
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研究協力者 |
外村 和也
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 脳動脈瘤 / MRI / 動物モデル / 脳動脈瘤破裂 / マスモデル / 口腔細菌 / 脳神経疾患 / 細菌 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、新規の脳動脈瘤動物モデルを確立し、そのモデルを用いて口腔細菌の脳動脈瘤破裂におけるメカニズムを解明することにある。3T-MRI装置とマウス頭部用コイルを用いてマウス脳イメージング環境を構築した。高脂血症マウスモデルに脳動脈瘤を誘引して破裂に及ぼす影響を検討したところ、正常脂質のマウスと比べ、高脂血症マウスでは、脳動脈瘤の破裂は有意に低下した。また、プラスミノゲンノックアウトマウスを用い、プラスミンの役割を検討した。プラスミノゲンノックアウトマウスでは、有意に破裂が減少し、プラスミンが脳動脈瘤破裂に関与していることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔細菌と全身疾患は、古くから報告されているが、そのメカニズムは不明なものが多い。我々がこれまでに証明してきた高病原性う蝕原因菌と頭蓋内出血との関連性の解明やそのメカニズムの解析は口腔細菌と全身性疾患を考える上で1つの道筋を付ける研究と位置づけられる。今までにはない研究の切り口やアイディアが独創的で斬新である。脳動脈瘤の破裂に関する原因はすべてが解明されているわけではない。この高病原性う蝕原因菌が脳動脈瘤破裂の原因の1つであれば、脳動脈瘤破裂の予防や治療に大きく貢献できる。
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