研究課題
基盤研究(C)
脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血後の早期脳損傷(発症直後の脳へのダメージ)の機序について動物実験を行った。くも膜下出血による神経細胞への電気的変化の持続時間が長いと脳への損傷に繋がることが証明された。また脳波と神経細胞の電気的変化の持続時間は相関することが判明した。50%の神経細胞が障害を受ける電気変化の持続時間は約16分で脳波が抑制される時間は約54分であった。
脳動脈瘤破裂のよるくも膜下出血は予後不良の疾患であり、予後改善に向けた対策は急務である。くも膜下出血後の早期脳損傷は本疾患が予後不良である主な原因の一つである。本研究は早期脳損傷が神経の遷延した電気的変化であるという病態を明かにした初めての研究であり今後治療法につながる可能性がある。脳波検査で神経の遷延した電気的変化を検出できることも証明した。脳波検査は日常診療で行っている検査であり、くも膜下出血で脳波検査を利用することで予後を予測できる可能性が示唆された。
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