研究課題/領域番号 |
16K10753
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
|
研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
天野 慎士 浜松医科大学, 医学部, 特任研究員 (70464138)
|
研究分担者 |
難波 宏樹 浜松医科大学, 医学部, 教授 (60198405)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 自殺遺伝子療法 / 脳腫瘍 / 間葉系幹細胞 / 脂肪由来骨髄間葉系幹細胞 / 脳神経外科学 / 遺伝子治療 |
研究成果の概要 |
悪性脳腫瘍に対して、脂肪由来間葉系幹細胞(adipose mesenchymal stem cell, ADMSC)/ganciclovir(GCV)を用いた自殺遺伝子療法の研究を行った。ラット脂肪細胞より、間葉系幹細胞を分離した。ラットC6脳腫瘍細胞に対し、herpes simplex virus-thymidine kinase(HSVtk)を導入したADMSC(ADMSCtk)を用いて治療を試みた。In vitroでは、ADMSCtk:C6の細胞比率が1:8でも抗腫瘍効果を示た。In vivoでのラットを用いた研究では、腫瘍縮小効果と、生存曲線の延長が確認された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今まで我々は一貫して、自殺遺伝子療法を用いた脳腫瘍の治療研究にあたってきた。その中で、安定的に供給できるベクターの選択が問題であった。今回、自己からも容易に採取できる脂肪細胞を用いることにより、より臨床への発展が期待できるものとなっている。脂肪細胞由来の間葉系幹細胞を用いることは、今後、他の伝子治療のベクターとして用いることができる可能性を広げるだけでなく、自己由来細胞での治療や再生医療にも応用ができる可能性がある。
|