研究課題/領域番号 |
16K10808
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
原 友紀 筑波大学, 医学医療系, 講師 (30431688)
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研究協力者 |
井汲 彰
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 多血小板血漿療法 / 末梢神経再生 / シュワン細胞 / 多血小板血漿 / 再生医療等製品 / 再生医療 / 再生医学 |
研究成果の概要 |
採血により得られた成長因子を組織再生に利用する新治療法:多血小板血漿療法を末梢神経損傷治療に応用することを目指し、研究計画を立案した。(1)非臨床proof of conceptの取得、(2)動物モデルを使用した作用メカニズムの解明と至適投与条件検討、(3)臨床研究(安全性試験)を行った。動物実験ではPRP投与群が神経再生が優り、シュワン細胞の増殖率が高いことを明らかにした。 (3)遊離神経移植時単回投与安全性試験を5例行った。PRP投与による有害事象は全例で認められなかった。PRPは末梢神経損傷治療に安全に使用することができ、その有効性も示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
再生医療法の定める第3種再生医療として、末梢神経損傷に対し、新しい治療法:PRP療法を提案できた。投与により神経再生を促進することが明らかとなり、成績向上につながる治療法として期待できる。末梢神経損傷は近年、高齢者における成績不良が問題となっており、よりよい機能の再獲得を目指す新しい治療として貢献できる。
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