研究課題/領域番号 |
16K10862
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
國定 俊之 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (80346428)
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研究分担者 |
尾崎 敏文 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (40294459)
藤原 智洋 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (80639211)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 骨軟部腫瘍 / 肉腫 / 悪性腫瘍 / ウイルス治療 / 軟部腫瘍 / 放射線治療 / 軟部肉腫 / 骨肉腫 / 臨床応用 / 放射線治療併用 / 悪性骨軟部腫瘍 |
研究成果の概要 |
テロメラーゼ活性依存性に癌細胞内で増殖して細胞死を誘導する腫瘍選択的融解ウイルスを利用した治療は、単独で投与するよりも、放射線治療や化学療法と併用することで、より強力な抗腫瘍効果を認めた。さらに、相乗効果も確認でき、肉腫に対する新規療法となる可能性が示された。そこで、これらのウイルス治療を利用した実際の臨床応用では、単独投与ではなく、放射線治療との併用療法を考えていく。 臨床応用へ向けた基礎研究は、ほぼ予定どおり行うことができた。肉腫患者へのウイルス治療の臨床試験が食道癌ですでに開始されており、今後は肉腫で早期臨床応用を開始できるように、プロトコールを作成していく。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
テロメラーゼ活性依存性に癌細胞内で増殖して細胞死を誘導する腫瘍選択的融解ウイルスは当大学で開発され、食道癌ですでに臨床試験が開始されている。今年度までに行った基礎研究から、これらのウイルス治療は単独で投与するよりも、放射線治療や化学療法と併用することで、より強力な抗腫瘍効果を認めた。さらに、相乗効果も確認でき、肉腫に対する新規療法となりうる。そこで、これらのウイルス治療を利用した実際の臨床応用では、単独投与ではなく、放射線治療との併用療法を行うことで、肉腫を安全に切除することが可能となる。また、正常組織を安全に温存できれば、術後の機能が改善され、患者のQOL向上につながる。
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