研究課題/領域番号 |
16K10869
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
伊地知 暢広 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 助教 (80380624)
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研究分担者 |
小戝 健一郎 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (90258418)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 遺伝子治療 / がん免疫遺伝子・ウイルス治療 / 骨軟部腫瘍 / 腫瘍溶解性ウイルス / 遺伝子・ウイルス治療 / 骨・軟部腫瘍 / 骨・軟部腫瘍学 |
研究成果の概要 |
免疫誘導遺伝子を搭載した腫瘍溶解性ウイルスは、革新的な「がん免疫遺伝子・ウイルス治療」として期待されている一方、免疫誘導遺伝子が過剰に誘導された場合、重篤な副作用が生じる危険性についてはほとんど認識されていない。本研究では、独自のウイルス作製技術を基盤として、種々の免疫誘導遺伝子と発現調節プロモーターとの組み合わせを網羅的に解析した。その結果、免疫誘導遺伝子を至適発現する新規腫瘍溶解性ウイルスを開発し、in vivo治療実験において高いがん治療効果と安全性を有することを明らかにした。本治療ウイルスは革新的ながん免疫遺伝子・ウイルス治療となることが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、次世代の「がん免疫遺伝子・ウイルス治療」の開発へ向け、ウイルスの標準作製技術がないために従来は困難であった、搭載する免疫誘導遺伝子とその発現調節プロモーターとの最適な組み合わせの網羅的検討を行った。 これにより、1)高い安全性を担保するため、これまでほとんど認識されていなかった、搭載免疫誘導遺伝子の発現制御の重要性を初めて実証した。2)免疫誘導遺伝子を至適発現する新規腫瘍溶解性ウイルスを開発し、高い安全性と治療効果を実証した。3)難治性がんの治療において、より安全かつ有効な「がん免疫遺伝子・ウイルス治療」の確立に貢献できる。
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