研究課題/領域番号 |
16K10873
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
原藤 健吾 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (00338089)
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研究分担者 |
名倉 武雄 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (90306746)
多田 充徳 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究グループ長 (70392628)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 人工膝関節置換術 / 圧センサー / 関節圧センサー / 膝蓋大腿関節圧 / 医療・福祉 / 外科 / トランスレーショナルリサーチ |
研究成果の概要 |
6軸圧センサーを組み込んだ大腿骨コンポーネントと、可動式の膝蓋骨コンポーネントを作成した。そのカスタムメイドコンポーネントを用いて、膝蓋骨の厚みを-2,0,+2,+4mmと変化させて膝蓋大腿関節圧を測定した。 膝屈曲角度90度、100度、110度で測定した。厚み0mmを基準値とし比較した。膝蓋骨の厚みが増加すると膝蓋大腿関節圧は上昇した(-2mm: 80.0%, 0mm: 100%, +2mm: 114.8%, +4mm: 153.8%)。膝関節屈曲角度90度を基準とすると膝蓋大腿関節圧は100度で30.5%増加、110度で73.8%増加した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人工膝関節置換術後の関節圧は正常の膝関節圧と比較すると有意に高くなることが知られており、過度な関節圧が術後成績を悪化させる可能性が示唆されている。しかし、人工膝関節置換術中に詳細な関節圧を測定する機器は存在しない。 本研究から術中に膝蓋大腿関節圧を測定することが可能となり、膝蓋骨の厚みや膝関節の屈曲角度が強く影響することが判明した。これは将来的に人工膝関節置換術の患者満足度向上に寄与すると考えられる。
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