研究課題/領域番号 |
16K10878
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
白濱 正博 久留米大学, 医学部, 教授 (90196626)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 骨折治療 / 整形外科学 |
研究成果の概要 |
植物由来接着剤(以下バイオボンド)を用いて、骨に対する生体親和性を立証し、世界初の骨接合用の接着剤としての可能性を検証する研究を行った。 接着剤としてバイオボンドは生体親和性に優れ、炎症反応はコントロールと全く変わらない結果であったが、親水性に乏しく血液や浸出液が骨とボンド間に侵入すると接着力が著しく低下し、骨折治療に耐えうる程の固定力は得られなかった。バイオボンド自体に親水基を付加する改良も加えたが、接着性自体も低下し実用化は難しいと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在行われている骨折治療はチタンなどの金属プレートやワイヤーで骨を直接固定する内固定が 一般的で、粉砕骨折や固定螺子を挿入できないような小さな骨片に対しては放置しているのが現状である。本研究では植物由来接着剤(以下バイオボンド)を用いて、骨に対する生体親和性を立証し、世界初の骨接合用の接着剤としての可能性を検証する事である。これにより、より解剖的に正確な整復と、強固な初期固定を獲得できることが期待できる。さらに現状で整復・固定できなかった骨折も固定ができるようになる可能性があり、骨折治療を劇的に変える可能性があると考える。
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