研究課題/領域番号 |
16K10898
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
伊藤 宣 京都大学, 医学研究科, 准教授 (70397537)
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研究協力者 |
布留 守敏
森田 侑吾
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 関節リウマチ / 変形性関節症 / 人工関節置換術 / bone marrow lesion / 変形性膝関節症 / MRI / 骨髄 |
研究成果の概要 |
人工膝関節全置換術を行った連続的な42例について、手術前日に膝関節MRIを撮像しbone marrow lesion (BML)の評価を行った。 Total BML scoreは、膝伸展、膝屈曲角度および可動域と中程度の負の相関を示した。膝伸展筋力とは弱い正の相関を示した。また脛骨顆間部においては、疼痛のスコアと弱い正の相関を示した。 マイクロCTおよびHE染色で、BMLが0、1の群と、2、3の群では有意な差があり、反応性の骨硬化が疑われた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
関節破壊やその後の変化を予測するMRI所見として、関節近傍のbone marrow lesionはよく知られているが、その本態は不明のままである。今回の研究で、臨床症状や所見との関係が一定程度明らかになった。さらにマイクロCTや組織所見との関係をある程度明らかにできたことで、今後病理的意義、分子生物学的解明につながると考えられる。その病態が一層明らかになれば、治療法を探索・開発し、関節破壊進行を抑制できる可能性があり、今回の結果はそのような今後の大きな展開の一助となると考えられる。
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