研究課題/領域番号 |
16K10903
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
土屋 美加子 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (90188582)
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研究協力者 |
長子 晴美
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | グリコサミノグリカン / コラーゲン / エラスチン / 架橋 / 関節軟骨 / 黄色靭帯 / ピリジノリン / デスモシン / クロスリンク / 質量分析 / 水酸化プロリン / GAG |
研究成果の概要 |
質量分析計を用いて、軟骨の構成成分であるコラーゲン、グリコサミノグリカン、黄色靭帯に多く存在するエラスチンの量の変動を調べる方法を確立しました。また、解析するための前処理として熱に安定な酵素を使って70度という高い温度で硬い軟骨を完全に溶かす方法を開発しました。これらの方法を使って肥厚黄色靭帯の構成成分の解析を行うことができます。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
軟骨組織は細胞がほとんどなく、コラーゲンとグリコサミノグリカンと呼ばれる負に帯電した糖質の重合体を多く含んでいますが、解析が困難でした。今回質量分析を用いて定量的にこれらの構成成分を特異的に解析できる方法を確立しました。また黄色靭帯に多く存在するエラスチンというタンパク質の解析も可能です。脊柱管狭窄症という疾患の原因となる黄色靭帯の肥厚には軟骨化生が起こるため、この方法が肥厚黄色靭帯の解析に有用であると考えられます。
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