研究課題/領域番号 |
16K10904
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
古松 毅之 岡山大学, 大学病院, 講師 (20432651)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 半月板 / 再生医療 / 分化誘導 / 半月板後根 / メカニカルストレス / 膝関節 / 関節病学 |
研究成果の概要 |
膝関節内に存在する半月板は、膝関節軟骨への荷重を分散し、衝撃を吸収するための組織である。半月板の主成分はI型コラーゲンであるが、一部にII型コラーゲンが含まれている。本研究では、生理的な機械的ストレスが、半月板細胞におけるII型コラーゲンの発現を増強させることを明らかとした。また、II型コラーゲンの遺伝子発現を制御する転写因子であるSOX9を強制的に誘導することで、II型コラーゲンの発現を増強させることが可能であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
スポーツや加齢により半月板が損傷されると、一部の軽微な断裂を除いてそのほとんどが自然治癒しにくく、膝関節痛や違和感などに長期間にわたって悩まされるとともに、変形性膝関節症を進行させる危険性が高まる。また、安易に半月板部分切除術などを受けた場合、失われた半月板組織が再生することはないと考えられている。本研究は、半月板の修復を促進させるとともに、日本の医療で現在解決されていない半月板欠損に対する新規治療を探求するものである。
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