研究課題/領域番号 |
16K10906
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
本村 悟朗 九州大学, 大学病院, 講師 (50529857)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 大腿骨頭壊死 / 骨頭圧潰 / 大腿骨頭壊死症 |
研究成果の概要 |
骨壊死に対する生理的修復反応の結果生じる壊死境界域の骨硬化性変化が骨頭圧潰(陥没)発生に重要であるという観点の元 、圧潰前骨頭における骨頭関節面の応力分布と境界域外側端における修復反応との関連を3次元有限要素法を用いて応力解析を行った。結果、境界域に骨硬化性変化を伴わないStage1では軟骨直下の応力分布に明らかな変化を認めなかったのに対して、境界域に骨硬化性変化を伴うStage2では境界域に応力集中を生じることを証明した。合わせて、両者における骨微細構造上の違いも明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「骨性修復反応が起こることが同部位への応力集中を招き圧潰発生の起点となる」ということが明らかになったことから、局所的に骨性修復を防止することにより圧潰を予防する可能性が考えられる。本研究成果は、圧潰発生の機序解明ならびに圧潰予防法開発の基盤となりうるものであり、骨頭壊死の発症予防法開発に大きな進歩をもたらすことができると確信する。
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