研究課題/領域番号 |
16K10909
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
山口 昌俊 宮崎大学, 医学部, 講師 (90174630)
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研究分担者 |
マドゥエスタ ハリシャクマール 宮崎大学, 医学部, 助教 (00543951)
宮武 宗利 宮崎大学, 工学部, 助教 (40315354)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | アラビノガラクタン / 日向夏ミカン / 骨芽細胞 / 破骨細胞 / 骨代謝マーカー / 日向夏みかん / 骨代謝 / 生理活性 / 食品 / 細胞・組織 / 臨床 / 糖 |
研究成果の概要 |
活性分画のメチル化分析を行ったところ、結果活性成分は→3)-Gal-(1→と3)-Ara-(1→を主鎖としたアラビノガラクタンであることを確認した。この糖をを3T3-E1細胞に作用させ、作用機序を検討したところ、アルカリフォスファターゼ活性を用量依存性に増加させることが分かった。また、BMP-2, Osteocalcin,Runx-2など、骨芽細胞にに分化する際に 誘導される遺伝子が発現することを確認した。以前より、アラビノガラクタンが破骨前駆細胞の形成を抑制することがわかっていたので、骨芽細胞と破骨前駆細胞のクロストークに関与することを想定したが、そこまでは明らかにできなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究から、日向夏ミカンに含まれる骨代謝関連物質がアラビノガラクタンであることが判明した。アラビノガラクタンは、いろいろな生理活性を持つことが知られているが、骨代謝に対する影響は知られていない。今回の研究の成果をもとに、活性を持つアラビノガラクタンを添加した日向夏ミカンジュースを企業と連携して作成した。現在、このジュースを使用したヒト試験を、企業との共同研究として計画している。もし、効果あるという結果を得ることができれば、機能性食品の認可を取得し、日向夏ミカンに付加価値をつけることにより、地域社会に貢献できると考えている。
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