研究課題/領域番号 |
16K10912
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
稲葉 裕 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (40336574)
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研究分担者 |
田原 大輔 龍谷大学, 理工学部, 准教授 (20447907)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 筋活動解析 / 変形性股関節症 / 関節病学 |
研究成果の概要 |
本研究では、個体別の歩行動作と最大等尺性筋力を考慮した筋力推定手法を開発し、この個別筋活動評価を用いて変形性股関節症患者の術前の状態を評価した。また、治療後の変化を評価するために人工股関節全置換術後3カ月、1年の時点でも同様の評価を行い、術前からの変化を分析した。 その結果、股関節周囲筋の作用不全に伴い、各筋が筋力を代償することで姿勢の変化を維持することが示唆され、患者特有の筋力推定のために、筋断面積を反映する必要性が示された。また、股関節疾患患者の歩行動作における筋力推定に本個体別筋力推定手法が有用であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、股関節症患者の股関節周囲筋活動の特徴が明らかとなった。股関節周囲筋力が股関節症の進行や手術後の成績に及ぼす影響を調査することにより、股関節症の進行予防に対する筋力強化の効果や、治療効果を客観的に判定することが可能となると考える。 股関節症患者数は現在、国内で120~420万人と推定され、高齢化社会に伴って増加することを考えると、本研究で得られる成果の社会還元が大きく期待され、社会貢献度が高い。
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