研究課題/領域番号 |
16K10919
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
長井 敏洋 東海大学, 医学部, 講師 (20514376)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 関節軟骨修復 / 変形性関節症 / 血管新生阻害剤 / multipleチロシンキナーゼ受容体阻害剤 / 変形性関節症修復剤 / multiple チロシンキナーゼ受容体阻害剤 / mutipleチロシンキナーゼ受容体阻害剤 |
研究成果の概要 |
本研究は、日本白色家兎をもちいた変形性関節症(OA)モデルに対して、近年国内で開発され承認販売されているVEGFやFGFなどのチロシンキナーゼ受容体に対する阻害薬(mRTKs inhibitor)の投与による関節修復効果の検討をした。正常家兎へのmRTKs inhibitorの内服投与による下痢や嘔吐などの副作用の出現は認めなかった。家兎OAモデルへの投与により軟骨変性や骨棘や滑膜炎の抑制効果を組織評価で認め、incapacitance testerを用いた患肢荷重配分比より疼痛軽減効果も示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
変形性関節症(OA)はその進行予防が極めて重要であるが、末期OAに至るまでの初期から中等度OAに対する薬物療法は、疼痛改善を主眼としており軟骨変性を抑制し疾患の進行を抑止しうるには至らず、OAの進行が余儀なくされている。mRTKs inhibitorは疼痛改善効果のみならず、良好な関節軟骨修復効果(軟骨変性抑制効果と滑膜炎抑制効果と骨棘形成抑制効果)が見込まれ、病勢を抑止する可能性がある新規の治療法である。
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