研究課題/領域番号 |
16K10925
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
川崎 展 産業医科大学, 医学部, 講師 (40644860)
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研究分担者 |
上田 陽一 産業医科大学, 医学部, 教授 (10232745)
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研究協力者 |
鈴木 仁士
大西 英生
酒井 昭典
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 関節炎 / オキシトシン / バゾプレッシン / 視床下部―下垂体―副腎軸 / 脊髄後角 / c-Fos遺伝子 / TRPV / カラゲニン関節炎 / 視床下部ー下垂体ー副腎軸 / c-fos遺伝子 / eGFP遺伝子 / トランスジェニックラット / カラゲニン / 生理活性 / 神経科学 / 整形外科学 / 疼痛 |
研究成果の概要 |
膝関節炎モデルラットを用いて視床下部-下垂体および脊髄経路における神経細胞の活性化を調べた。その結果、視床下部オキシトシン細胞およびバゾプレシン細胞、下垂体前葉ストレス関連細胞、脊髄後角細胞における疼痛受容に関与するI-II層の活性化がみられ、侵害受容およびストレス関連ホルモンの合成は、膝関節炎によって増加することが明らかになった。加えて、transient receptor potential vanilloid (TRPV)1および4欠損マウスを用いて侵害刺激に対する脊髄後角細胞の反応も観察し、これらの遺伝子欠損することで脊髄後角III-IV層神経細胞活性化が促されることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
疼痛受容において、全身の疼痛反応に密接に関係していると考えられている中枢神経系の役割は不明な点が多い。本研究課題では、関節炎発症による疼痛モデルラットを用い、疼痛受容経路(視床下部-脊髄後角Ⅰ層およびⅡ層)に局在するニューロンの活性化を最初期遺伝子であるc-Fosを指標に可視化・定量評価し、侵害受容およびストレス関連ホルモンの合成が増加していることを明らかにした。また、TRPV1および4 に着目し、疼痛刺激により、これらの遺伝子欠損は脊髄後角I-II層だけでなく、III-IV層神経細胞活性化を促すことを確認した点は、疼痛治療のターゲットとして注目される可能性があり社会的意義があると考える。
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