研究課題/領域番号 |
16K10933
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔科学
|
研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
張 尓泉 三重大学, 医学系研究科, 助教 (30456727)
|
研究分担者 |
丸山 一男 三重大学, 医学系研究科, 教授 (20181828)
澤田 博文 三重大学, 医学系研究科, 講師 (30362354)
丸山 淳子 鈴鹿医療科学大学, 医用工学部, 教授 (50263017)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | pulmonary hypertension / 肺高血圧症 / 組織 / 生理学 |
研究成果の概要 |
左―右シャントを伴う先天性心疾患、ARDS,新生児遷延性肺高血圧,膠原病、肺線維症、特発性肺動脈高血圧症などでは、肺動脈圧の上昇から右心不全を来たし、治療に難渋する。慢性低酸素暴露肺高血圧ラットに対して、KNO3を用いての肺動脈血管病変の抑制効果について調べた。平均肺動脈圧と右心室肥大は低酸素暴露では有意に上昇、低酸素暴露肺高血圧症モデルができた。平均肺動脈圧、平均肺動脈血圧/平均動脈血圧、右心室肥大など結果では、低酸素暴露により有意に上昇したが、KNO3の投与により抑制が認められなかった。KNO3は慢性低酸素暴露肺高血圧症に対して抑制効果が認められなかった、続いて検討する必要がある。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題の学術的意義では、硝酸イオン・亜硝酸イオンを摂取するとNOSに依存しない、NO生成が高まることが期待できる。硝酸―亜硝酸―NO系による、肺高血圧発症抑制効果を調べるため、実験的肺高血圧ラットに硝酸イオン水・亜硝酸イオン水を経口投与し、①硝酸、亜硝酸の体内動態とNO生成(リサイクルされたNO)を調べ、②肺高血圧と肺動脈血管病変の発生・進展に対する抑制効果を明らかにし、③血管内膜の細胞性・線維性増殖への影響を調べる。社会的意義は、亜硝酸イオン(KNO3)の慢性低酸素肺高血圧症に対する抑制効果があれば、肺高血圧症に対する新し治療法ができ、コストも安くなる。
|