研究課題/領域番号 |
16K10935
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔科学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
植木 正明 神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (20213332)
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研究分担者 |
冨田 修平 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (00263898)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 低酸素・再酸素化 / 100%酸素 / 炎症性サイトカイン / 臓器障害 / 低酸素再酸素化 / 肝障害 / 低酸素蘇生 / アポトーシス / 腎障害 / 心肺蘇生 / 低酸素 / 脳障害 / 成人 |
研究成果の概要 |
成人マウスによる30分間の8%低酸素後30分間の100%酸素(H100群)は空気(H21群)に比べて、脳では空気に比べて、100%酸素による再酸素化は炎症性サイトカインであるTNFα、IL-1β mRNA発現を増加させたが、腎臓、肝組織では空気による再酸素化後の増加と差はなかった。しかし、空気による再酸素化は100%酸素に比べて、肝臓(AST,ALT高値)、腎臓障害(BUN,Cr高値)を軽減させた。これは脳でより顕著に、100%酸素による再酸素化が炎症性サイトカイン増加の関与が強いが、肝、腎臓組織では、再酸素化による臓器障害は炎症性サイトカイン以外の障害機序を推測させるものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
低酸素後の再酸素化では100%酸素によって、脳では炎症性サイトカインを介して、肝、腎組織ではそれ以外の機序で、臓器障害を引き起こしている。その障害抑制には空気での再酸素化が有効であることを示した。低酸素後の100%酸素蘇生による重要臓器障害機序の解明に役立つものと考えられた。
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