研究課題/領域番号 |
16K10950
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔科学
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研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
川崎 知佳 産業医科大学, 医学部, 非常勤医師 (60258621)
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研究分担者 |
川崎 貴士 産業医科大学, 医学部, 教授 (60299633)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 熱射病 / 中枢神経障害 / 血管内皮障害 / ミトコンドリア / 凝固異常 / 臓器障害 / 特殊環境 / 免疫学 |
研究成果の概要 |
この研究は、熱射病における血管内皮細胞障害、中枢神経障害、臓器障害発生へのミトコンドリア機能障害の関与について検討し、それを制御する戦略を開発、熱射病の発生、死亡率の低下を図ることである。マウス熱射病モデルマウスを用いて、熱曝露による血管内皮細胞障害、中枢神経障害、死亡率に与えるミトコンドリア機能制御薬物の効果を解析した。ミトコンドリア機能を改善するCOQ10、NACは熱曝露による血管内皮障害、中枢神経障害、死亡率を改善した。COQ10、NACは、熱射病の治療に有用である可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、異常高体温時に発生する血管内皮障害、中枢神経障害へのミトコンドリア機能異常の関与解明が期待できる。また、ミトコンドリア機能異常を抑制する因子を同定することで、暑熱環境下での死亡率や異常高体温を抑制する予防薬や治療薬開発の可能性がある。これらの研究で、わが国のみならず、将来、暑熱環境地域の増大が予想される世界にも貢献できると思われる。
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