研究課題/領域番号 |
16K10952
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔科学
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研究機関 | 茨城県立医療大学 (2019) 筑波大学 (2016-2018) |
研究代表者 |
田口 典子 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (90569774)
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研究分担者 |
中山 慎 筑波大学, 医学医療系, 講師 (60596443)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 術後認知機能障害 / 脳・神経 / 老化 |
研究成果の概要 |
高齢と若齢マウスにそれぞれ開腹手術を施行し、手術侵襲が術後の記憶障害に与える影響について、手術後4週間観察した。また、術前から抗炎症作用を有するフラボノイドであるルテオリンを腹腔内投与することで術後脳機能障害が軽減されるかを調べた。ルテオリンは術後の体重減少の抑制など、全身状態を改善したが、術後認知機能障害に対する機能的評価では明らかな予防効果を認めなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
術後認知機能障害を発症すると、以降の社会的予後の悪化、死亡率上昇を招く。その対策は社会的にも重要な意味を持つ。今回の研究では高齢マウスにて、術後早期の障害は確認できたが、その後回復傾向を認め長期的な障害は確認できなかった。また、早期の障害に対するルテオリンの予防的効果は試験の性質上確認できなかったが、その可能性を得ることが出来た。今後、長期的な障害へ移行する要因、予防因子について検討したい。
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