研究課題/領域番号 |
16K10953
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔科学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
黒田 昌孝 群馬大学, 医学部附属病院, 非常勤講師 (30375555)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 敗血症 / 心機能 / ストレイン / β受容体 / 心エコー / β1受容体遮断 / 超音波 / β1受容体遮断薬 |
研究成果の概要 |
重症敗血症に起因する心機能の低下は、様々な機序が複雑に絡み合う形で出現すると考えられる。この心機能低下状態を低侵襲で評価できるのは、臨床使用上においても心機能評価のゴールドスタンダードとなっている超音波イメージングである。 今回の研究では、重症敗血症において左室駆出率、右室面積駆出率などはいずれも抑制される傾向を示したが、心臓の負荷状態に大きく依存する病態においてはデータにばらつきが多く、客観的な評価としては適切とはいえないと考えられた。一方、ストレイン法による評価とβ1遮断薬ランジオロールの効果を検証し、ストレイン値で示される有意な心筋抑制変化および心機能回復が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
重症敗血症に起因する心機能の低下は、様々な機序が複雑に絡み合う形で出現することが知られており未解決な部分の多い病態であるが、今回の研究によりスペックルトラッキングによるストレイン法が重症敗血症モデルによる心機能評価に有用であり、その機序としてβ1受容体の関与が考えられた。これらの知見を重症敗血症患者の循環管理に適用することにより患者の予後改善に寄与する可能性があると考える。
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