研究課題/領域番号 |
16K10958
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔科学
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研究機関 | 近畿大学 (2018) 大阪大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
大田 典之 近畿大学, 医学部, 准教授 (60379162)
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研究分担者 |
藤野 裕士 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (50252672)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ベンゾジアゼピン / TSPO / GABA / サイトカイン / ミダゾラム / CD86 / siRNA / 樹状細胞 / 接触過敏症 / ハプテン / リンパ球 / 副刺激分子 / インターロイキン12 / 遺伝子欠損マウス |
研究成果の概要 |
免疫系への作用メカニズムをマクロファージTHP-1を用いてミダゾラムの作用メカニズムを検討した。ベンゾジアゼピンの作用分子の一つとしてTranslocator protein (TSPO)が知られている。THP-1をLPSで刺激すると炎症メディエーターと表面抗原の発現増加が起こり、ベンゾジアゼピンがこれを抑制するという系を用いて解析した。TSPOリガンドはベンゾジアゼピンと同様の抑制作用を示した。またミダゾラムはTHP=1のNF-kBとMAPKの活性化を抑制していた。TSPOを過剰発現した細胞とTSPOの発現を抑制した細胞を用いた解析からミダゾラムの作用にTSPOの関与があることが示された
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ベンゾジアゼピン系薬物は鎮静薬、麻酔薬として広く使用されている。近年ベンゾジアゼピンの使用がICUのなかに限らず、一般患者の感染症の予後に影響を与える可能性が示されてきた。この根底に潜むメカニズムについては様々なし探されてきたが分子論的な検討は少なかった。私たちの本検討はベンゾジアゼピン系薬物の免疫抑制メカニズムの一部を明らかにしたものとして価値が高いと考える
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