研究課題/領域番号 |
16K10960
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔科学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
松本 美志也 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (60243664)
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研究分担者 |
水上 洋一 山口大学, 大学研究推進機構, 教授 (80274158)
石田 和慶 山口大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (80314813)
若松 弘也 山口大学, 医学部附属病院, 准教授 (80379966)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 脊髄虚血 / NMDA受容体 / PSD-95 / メマンチン / 家兎 / NMDA 受容体 / PSD-95阻害薬 / ZL006 / 脊髄保護 |
研究成果の概要 |
近年、中枢神経の虚血時にはシナプス外N-methyl-D-aspartate (NMDA) 受容体は細胞傷害的に、シナプス内NMDA受容体は細胞保護的に働く可能性が報告されている。今回、我々はシナプス外NMDA受容体シグナル伝達の機構においてNR2Bサブユニットとpostsynaptic density protein 95(PSD-95)に作用する薬剤としてメマンチン、ZL006、TAT-NR2B9cの3剤に脊髄保護作用があるか、家兎一過性脊髄虚血モデルで検討した。その結果、シナプス外NMDA受容体を介した伝達機構を遮断しても十分な脊髄保護効果が得られる可能性が低いことが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
胸腹部大動脈瘤手術時に起こりうる脊髄虚血による脊髄障害は患者の社会復帰に大きな影響を与える。薬物療法により脊髄を保護する方法がどこの施設でも簡単に行えるという点で最も臨床的価値が高いと考えられる。薬物による遮断あるいは活性化により保護効果の可能性があるシグナル伝達経路を一つずつ検証する地道な作業が必要である。今回の研究では、シナプス外N-methyl-D-aspartate (NMDA) 受容体の遮断による脊髄保護の可能性は低いことが判明した。
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