研究課題/領域番号 |
16K10963
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
白水 和宏 九州大学, 大学病院, 講師 (30568960)
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研究分担者 |
徳田 賢太郎 九州大学, 大学病院, 助教 (10419567)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ファルネシルトランスフェラーゼ / ファルネシル化 / スタチン / 肝不全 |
研究成果の概要 |
古くから確立した肝不全マウスモデルを用いて今回ファルネシルトランスフェラーゼ阻害薬の有効性を検討した。急性肝不全マウスモデルで観察された急激な肝臓逸脱酵素の上昇をファルネシルトランスフェラーゼ阻害薬は優位に抑制した。肝障害の抑制効果は実際の肝臓の切片でも同じように観察され、肝不全モデルでは肝細胞は障害をうけ、アポトーシスの発現が多く観察されたが、ファルネシルトランスフェラーゼ阻害薬によりアポトーシスの抑制が観察された。それは肝臓組織より抽出されたcleaved caspase3(アポトーシスの発現に大きく関わる蛋白)の有意な上昇を抑制することも示すことが出来た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
急性肝不全はある一定の確率で重症化し治療困難になりうる病態である。薬物治療では困難な場合は移植が唯一の治療手段になることもある。本研究で有効性が示されたファルネシルトランスフェラーゼ阻害薬は未だ臨床使用はされていないものの、様々な分野で有効性が示されている。今後の研究次第では臨床応用も可能だと考える。
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