研究課題/領域番号 |
16K10964
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
辛島 裕士 九州大学, 医学研究院, 准教授 (80380434)
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研究分担者 |
塩川 浩輝 九州大学, 大学病院, 助教 (30572490)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | TRPA1 / 麻酔薬 / TRPチャネル / 痛み / イソフルラン / 慢性痛 / 術後痛 / 全身麻酔 |
研究成果の概要 |
本研究は、全身麻酔薬の術後痛への影響およびTRPチャネル、特に炎症性疼痛への影響が示唆されているTRPA1の関与を、主に電気生理学的手法および行動薬理学的手法を用いて調べることを目的とした。しかし、静脈麻酔薬プロポフォールと吸入麻酔薬イソフルランがTRPA1を活性化することは明らかになったが、研究計画・手法の問題により術後痛との関連を解明することはできなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
術後痛、特に術後遷延性疼痛は患者のQOLを損ねる大きな問題であり、その治療法への方策は重要な課題の一つであると考える。TRPA1をターゲットにした本研究では齧歯類とヒトでは反応に差があることが明らかになった。そのため、TRPA1をターゲットとする研究においては齧歯類を用いた研究がヒトの治療に繋がるものになるのかが不明であり、今後は研究手法を抜本的に変更し、齧歯類を用いないプロトコールを立案する必要がある。
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