研究課題/領域番号 |
16K10966
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔科学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
柴田 伊津子 長崎大学, 病院(医学系), 講師 (10404245)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | GLP-1アナログ / 心筋スタニング / 心筋虚血再灌流傷害 / リラグルチド / 糖尿病治療薬 / 循環器 / GLP-1 / 心筋虚血再灌流障害 |
研究成果の概要 |
糖尿病治療薬であるGLP-1受容体作動薬の長期投与による心血管合併症のリスク軽減効果が報告されているが、GLP-1の心筋スタニングに対する心筋保護効果に関する報告は少ない。 今回、ブタの心筋スタニングモデルを用いてリラグルチドの虚血前または再灌流後の投与が心筋虚血再灌流傷害からの回復に与える影響について検討した。虚血前及び再灌流後の投与は心筋スタニングからの回復を改善することが証明された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
GLP-1受容体作動薬リラグルチドは2型糖尿病の治療薬である。更に心血管合併症のリスク軽減効果も報告されている。何故、心血管合併症のリスク軽減効果が認められるのかはすべてが解明されている訳ではない。今回、GLP-1受容体を介した心筋保護には薬理学的プレ及びポストコンディショニング効果の可能性が示唆された。これは、周術期に糖尿病患者に使用することで周術期に心筋保護効果を得られ心筋虚血のリスクを抑えることができる可能性があることを示唆する。
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