研究課題/領域番号 |
16K10987
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔科学
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研究機関 | 大阪医科大学 |
研究代表者 |
南 敏明 大阪医科大学, 医学部, 教授 (00257841)
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研究分担者 |
藤原 淳 大阪医科大学, 医学部, 助教 (00773516)
森本 賢治 大阪医科大学, 医学部, 助教 (20388250)
上野 健史 大阪医科大学, 医学部, 助教 (70782283)
中尾 謙太 大阪医科大学, 医学部, 助教 (50815719)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | がん性疼痛 / 神経障害性疼痛 / 脊髄 / アクロメリン酸 / アストロサイト / ミクログリア / 乳酸脱水素酵素 / アロディニア / MMP / 神経障害性痛 / がん性痛 |
研究成果の概要 |
痛みは、侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛に大きく分類される。侵害受容性疼痛は、病気や怪我に対する有用な警告反応である一方、神経障害性疼痛は、病態が完成すると非常に難治性であり、痛み自体が有害な病態をもたらす。さらに、がん性疼痛は侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛が混在し難治性である。そこで申請者は、マウス神経障害性疼痛モデル、がん性疼痛モデルを用いて病態解明を行った。 がん性疼痛モデルは、MMP-9の発現抑制で鎮痛効果があること、神経障害性疼痛モデルは、抗てんかん薬のスチリペントールが鎮痛効果があること、発現・維持にアストロサイト-ニューロン乳酸代謝経路が関与していることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん性疼痛は、侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛が混在し難治性であり約20%は薬剤に抵抗を示す。世界保健機構(WHO)では「がん性疼痛は治療できる症状であり、治療すべき症状である」と提言している。神経障害性疼痛やがん性疼痛の病態解明を進めることにより、薬剤抵抗性疼痛の根治療法確立に向け大きく前進する。
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