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膀胱癌における免疫環境と遺伝子変異の包括的解析によるBCG抵抗性機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16K10994
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 泌尿器科学
研究機関筑波大学

研究代表者

常樂 晃  筑波大学, 医学医療系, 客員研究員 (60436277)

研究分担者 宮崎 淳  国際医療福祉大学, 医学部, 主任教授 (10550246)
木村 友和  筑波大学, 医学医療系, 講師 (10633191)
西山 博之  筑波大学, 医学医療系, 教授 (20324642)
小島 崇宏  筑波大学, 医学医療系, 講師 (40626892)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワードBCG / PD-L1 / 遺伝子変異 / 免疫環境 / 腫瘍免疫
研究成果の概要

膀胱癌における遺伝子変異と免疫環境との関連を明らかとするために103名の膀胱癌組織をもちいて解析を行った。FGFR3変異陽性例ではCD8陽性浸潤細胞が少なく、TP53変異陽性ではCD8陽性細胞が多かった。BCG抵抗性にかかわる免疫環境を明らかとするためにBCG抵抗性の53症例を用いてPD-L1発現を評価した。腫瘍部のPD-L1発現に関してはBCG前後で差は認めなかったが、BCG前の症例でもPD-L1発現が亢進しておりBCG抵抗性の機序に腫瘍のPD-L1発現が寄与している可能性が示唆された。間質においてはBCG後にPD-L1発現が亢進しておりBCGによって惹起される炎症との関連が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

非筋層浸潤性膀胱癌に対するBCG膀胱内注入療法は再発や進展の抑制に有効であるが、BCG抵抗性に対しては膀胱全摘等の侵襲的治療が余儀なくされている。BCG抵抗性を事前に予測することはできず、抵抗性の機序も明らかになっていない。本研究ではBCG抵抗性症例のPD-L1発現を検証し、BCG抵抗性の機序の一つとして膀胱癌のPD-L1発現の関与が示唆された。また膀胱癌における体細胞変異と腫瘍免疫環境との関連着目し、膀胱癌においてFGFR3遺伝子に変異を有する症例は腫瘍細胞への免疫細胞浸潤が少なくTP53遺伝子に変異を有する患者症例では腫瘍細胞への免疫細胞浸潤が多いことがわかった。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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