研究課題/領域番号 |
16K10998
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
泉 浩二 金沢大学, 附属病院, 特任助教 (80646787)
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研究分担者 |
溝上 敦 金沢大学, 医学系, 教授 (50248580)
成本 一隆 聖路加国際大学, 聖路加国際病院, 医幹 (50645207)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 去勢抵抗性前立腺癌 / アンドロゲン受容体 / ケモカイン / 前立腺癌 / 腫瘍免疫 / 腫瘍随伴性マクロファージ / 制御性T細胞 |
研究成果の概要 |
進行前立腺癌に対するアンドロゲン除去療法は有効であるが、いずれ無効な状態となる。アンドロゲン受容体シグナルが抑制されることによって、前立腺癌細胞の増殖は抑制されるが、前立腺癌細胞からCCL20が分泌され、癌細胞自身(あるいは近傍の前立腺癌細胞)に作用し、結果的に前立腺癌細胞の転移能を高める可能性が明らかとなった。また転移能が高い前立腺癌細胞からはCCL20が多く分泌されており、CCL20が転移能を高めている可能性が裏付けられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで前立腺癌におけるCCL20の役割について報告した研究はなく、CCL20が前立腺癌に及ぼす影響は未知であった。CCL20単独で進行前立腺癌の悪化を予測するバイオマーカーとなる可能性があるだけでなく、すでに知られているCCL2や他の分泌蛋白と併用して、優れた血清バイオマーカーとなる可能性が考えられる。現在根治療法の見込めない進行前立腺癌に対する新たな治療のターゲットとして、さらなる研究の促進が見込まれる。
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