研究課題/領域番号 |
16K10999
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
角野 佳史 金沢大学, 医学系, 准教授 (10397218)
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研究分担者 |
溝上 敦 金沢大学, 医学系, 教授 (50248580)
泉 浩二 金沢大学, 附属病院, 講師 (80646787)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 前立腺癌 / CRPC / ドセタキセル / カバジタキセル / 去勢抵抗性前立腺癌 / 耐性 / ドセタキセル耐性 / カバジタキセル耐性 |
研究成果の概要 |
CRPCに対する2nd line化学療法としてカバジタキセルが使用される。ドセタキセル抵抗性の前立腺癌細胞株からカバジタキセル耐性株を2種類樹立した。この細胞株を用いてカバジタキセル耐性化の機序を明らかにすることを目的とした。 カバジタキセル耐性細胞株において、1,000以上の遺伝子の発現変化が認められた。特に、MDR1過剰発現がカバジタキセル耐性細胞株において確認された。MDR1をノックダウンし、感受性が回復するかどうかを観察したところ、カバジタキセルの感受性が部分的に回復した。以上より、カバジタキセルに対する耐性化にはMDR1の過剰発現が関与していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
まず、カバジタキセル耐性株を樹立して、そのキャラクタライズを行えたということは、今後の耐性化克服のための足がかりにあると考えている。また、今回の成果においてMDR1の発現過剰がCRPCのカバジタキセル耐性の機序の一つであるということを明らかにすることができた。MDR1の関与があるということで、MDR1機能を阻害する薬物を併用することによって、抗腫瘍効果を高めたり、副作用の軽減ができる可能性があり、臨床的、社会的に意義があると考えられる。
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