研究課題/領域番号 |
16K11011
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
志田 洋平 長崎大学, 病院(医学系), 助教 (40641337)
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研究分担者 |
計屋 知彰 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 助教 (00716574)
宮田 康好 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 准教授 (60380888)
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研究協力者 |
中川 武弥
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | AR-V7 / Full-length AR / in vitro 転写 / DHT / アンドロゲン受容体(AR) / full-length AR / adenovirus E4 プロモーター / エンザルタミド / ビカルタミド / PC-3 / AR-V567es / PSA / 腫瘍学 |
研究成果の概要 |
いくつかの新規アンドロゲン応答遺伝子のplasmid DNAからクロマチンテンプレートを作成し、完全長ARとAR-V7で転写活性に違いがあるか、独自に作製したin vitro転写システムで確認したが、違いは認められなかった。そこで、新たにアデノウイルスE4プロモーターの上流にPSAのアンドロゲン応答配列を5つ連結させたplasmid AREを作製し、このplasmidを用いてクロマチンテンプレートを作製してin vitro転写実験を行ったところ、既知のリガンド結合領域を欠くにもかかわらずAR-V7による転写も完全長ARと同様にDHTによって強く活性化された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
完全長AR、AR-V7による遺伝子転写を再現するin vitro転写システムを独自に作製して実験を行った結果、既知のリガンド結合領域を欠くにもかかわらず、AR-V7による転写も完全長AR同様にDHTによって強く活性化されることを見出した。今回の結果は、これまで諸家から報告されている臨床研究結果や細胞を用いた実験結果とは異なっていた。今後さらに解析を進めることで、AR-V7によるアンドロゲン応答性遺伝子転写の未知のメカニズムの解明や、前立腺癌の薬剤耐性メカニズムの解析に寄与できるのではないかと考える。
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