研究課題/領域番号 |
16K11019
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
上村 博司 横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 准教授 (50244439)
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研究分担者 |
河原 崇司 横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 助教 (40555570)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 前立腺癌 / 化学予防 / AT2レセプター / アンジオテンシン2受容体アゴニスト / レニン-アンジオテンシン系 |
研究成果の概要 |
アンジオテンシン2(Ang-II)の受容体ブロッカーの一つであるAT1受容体のブロッカー (ARB)が抗腫瘍効果を持つことを証明してきた。ARBが前立腺癌細胞のアンドロゲン受容体(Androgen receptor: AR)の発現を抑制することが認められた。この研究では、Ang-IIのもう一つの受容体であるAT2受容体が前立腺癌の発生に関わっているかを、in vitroおよびin vivo実験で検証した。その結果、AT2レセプターのリガンドであるC21はAT2Rを介して、AR発現を抑制し、前立腺癌細胞の増殖抑制を示し、またin vivoでも前立腺癌の発症を抑制した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、前立腺癌の罹患は高齢男性において急増している。その発生を抑えることは、早期治療に行う手術や放射線治療を抑える事につながり、医療コストの削減にも良い影響を与える。AT2レセプターリガンドであるC21が、AR発現を抑制して前立腺癌細胞の減少や前立腺癌の発症を抑制することは、将来的にヒトでの前立腺癌発生の予防になる可能性を示し、有望な臨床研究にも発展すると考えられる。
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