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膀胱癌細胞ミトコンドリア内における鉄利用メカニズムの解明とその臨床応用

研究課題

研究課題/領域番号 16K11026
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 泌尿器科学
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

中井 靖  奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (90445065)

研究分担者 藤本 清秀  奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (50264867)
三宅 牧人  奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (80601400)
研究協力者 堀 俊太  
森澤 洋介  
大西 小百合  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード膀胱癌 / 5-アミノレブリン酸 / 鉄 / ミトコンドリア / アミノレブリン酸 / ヘムオキシゲナーゼ1 / 5-aminolevurinic acid
研究成果の概要

膀胱癌細胞を鉄で処理すると癌細胞が増殖し、5-アミノレブリン酸(ALA)で処理すると細胞増殖が抑制された。ALAを投与すると、膀胱癌細胞のミトコンドリアにおける鉄の発現が低下し、さらに、膀胱癌細胞内のフェリチン(鉄の蓄積)の発現が低下した。これは、膀胱癌細胞が増殖するために必要な鉄が、ALAによってミトコンドリア内で利用され膀胱癌細胞内での鉄が減少し、膀胱癌細胞の増殖が抑制される可能性が示された。このことはALAが新たな膀胱癌に対する治療薬となる可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

鉄を抑制するために鉄キレート剤を用いて癌を制御する可能性は昔から行われてきたことであるが、鉄は正常細胞にも必要であり、鉄キレート剤には副作用が懸念された。5-ALAはミトコンドリアで鉄を利用することで鉄を抑制し、癌制御を示した。このため、鉄をキレートせずに鉄を制御し、癌を抑制することが可能な新しい治療薬としての可能性を示した。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 抗腫瘍効果を生み出す5-アミノレブリン酸の可能性2017

    • 著者名/発表者名
      三宅牧人
    • 学会等名
      日本腎泌尿器疾患予防医学研究会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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