研究課題/領域番号 |
16K11029
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
加藤 俊介 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40312657)
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研究分担者 |
堀江 重郎 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40190243)
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研究協力者 |
山口 茂夫 順天堂大学, 医学(系)研究科, 助教 (40747797)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | TP53 / 前立腺がん / 発現プロファイル / 予後予測バイオマーカー / 予後予測診断 / p53 / 予後予測 |
研究成果の概要 |
前立腺がん臨床検体50症例を用い、TP53遺伝子の構造変異を予測する遺伝子発現プロファイルTP53 signatureの予後予測能について検証した。その結果、TP53 signatureはGleason scoreなどの既存の臨床因子より正確に予後予測可能であることを明らかにした。また、公共オミックスデータベースを用いて、TP53 signature変異型の分子生物学的特徴を解析した結果、TP53構造変異の有無にかかわらず、MDM2, 4のコピー数増、低アンドロゲンホルモン依存性、総体細胞変異が多いなどの特徴を有することが明らかになり、新規治療法の開発のための基礎的データを得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
早期前立腺がんの予後予測に、遺伝子発現プロファイルTP53signatureが有用であることを明らかにしたはじめての研究であり、臨床因子に加えてTP53 signatureを解析することで、過小・過剰医療を回避することができ、より患者に合った精緻医療の実現が可能となることが期待される結果を得ることができた。さらに予後不良群であるTP53 signature変異型の前立腺がん細胞の分子生物学的な特徴がオミックスデータから明らかになり、これら患者群に対する新規治療法の開発につながる基礎的データの収集ができた。
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