研究課題/領域番号 |
16K11046
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
後藤 百万 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (10186900)
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研究分担者 |
山本 徳則 名古屋大学, 医学系研究科, 特任教授 (20182636)
舟橋 康人 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (70534824)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 再生治療 / 脂肪由来再生細胞 / 尿失禁 / 尿道括約筋障害 / 括約筋障害 / 再生医学 |
研究成果の概要 |
腹圧性尿失禁に対する、医師主導治験中の非培養自己皮下脂肪由来再生細胞(ADRCs)の傍尿道注入治療の有効性に関するメカニズムの基礎的検討、および前立腺癌細胞に対する影響の検討を行い、ADRCsのラット傍尿道注入が細胞数(用量)依存性に尿道抵抗増加効果を示すこと、注入細胞が平滑筋に分化すること、ADRCsが多彩な再生サイトカインを分泌すること、前立腺癌細胞の増殖抑制効果を示すことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
男性腹圧性尿失禁に対しては、低侵襲外科的治療がなく、低侵襲再生治療の開発が期待されている。我々はPMDAとの対面助言を実施し、男性腹圧性尿失禁を対象に自己非培養ADRCsの経尿道的傍尿道注入治療の多施設共同医師主導治験を実施中で、2018年度までに45例の組み入れを終了し、現在薬事承認・保険収載を目指している。他方、PMDAから保険収載にあたりADRCs作用メカニズムの解明と前立腺癌症例に投与する際の安全性の基礎的検討を求められており、本研究で得られた成果により、本治療の薬事承認、保険収載が早期に実現されることが期待される。
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